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2017.01.27

乾燥肌の保湿ケアのコツ!乾燥の原因や保湿剤の選び方は?

寒い時期になるとお肌の乾燥で悩まれる方が多くなると思います。
お肌は日々のケアがとても大切です。
今回はお肌の「保湿ケア」についてご説明したいと思います。

肌の乾燥を引き起こす要因

お肌は以下のような要因によって乾燥を引き起こします。
・加齢・・・潤いを保つ物質が加齢により減少するため
・季節・・・空気が乾燥しやすい秋から冬は注意が必要です
・生活習慣・・・身体の洗い過ぎや冷暖房の効かせ過ぎ
・疾患や治療・・・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、糖尿病などの内臓疾患など

肌が乾燥し悪化する原因

肌が乾燥すると、肌の表面にある極薄の角質層のバリア機能が低下します。この機能が低下することで、潤いを蓄えることができず、乾燥したり外部の刺激を受けてしまうことになります。また、アレルゲンや刺激物質が肌に侵入し、かき壊しをし、炎症が起こりかゆみが発生します。かゆみがあるとさらにかき壊してしまうという悪循環に陥ってしまいます。

保湿剤の選び方

保湿剤は多くの種類がありますが、まずは自分のお肌に刺激がないことが大切です。使用感については、軟膏やクリーム、ローションなどが一般的であり、油分が多く配合されたものが保湿力が高いといえます。
最近では、よく伸びしっとり感が高い泡状の保湿剤がでてきています。

 

ヘパリン類似物質 外用泡状スプレー0.3%

ヘパリン類似物質 外用泡状スプレー0.3%

<主な特徴>
・柔らかい泡状のため、軽く塗り広げるだけでよく伸びしっとりした使用感をえられます。
・ローション剤やスプレー剤のような液ダレがなく空気中に飛散することもあります。
・冷蔵庫で保存しても固化しませんので、夏場には冷やして使用できます。
・ジェネリック医薬品のため負担額は約30%軽減されます。

またその他にもクリーム状や軟膏など様々あります。

ヘパリン類似物質 クリーム

ヘパリン類似物質 クリーム

ヒルドイド クリーム

ヒルドイド クリーム

ヒルドイド ローション

ヒルドイド ローション

保湿剤の正しい使い方

保湿ケアは保湿剤の使用方法が誤っていると効果が薄れてしまいます。
2014年のグラファラボラトリーズ社の調査では、約7割の人がきちんとした保湿ケアができていないというデータがあるくらいです。
軟膏やクリームの塗る量としては、人差し指の先端から第一関節まで出した量、乳液やローションは手のひらに1円玉大くらいに出した量が、手のひら2枚分の面積に塗る量の目安になります。
塗る際は、肌を清潔な状態にして手のひらでやさしくゆっくりと、強くすりこまないように均一に塗り広げます。

乾燥肌を悪化させないために大切なこと

乾燥肌を悪化させないように以下の点に注意して生活しましょう。
・かゆくてもできるだけ掻かないようにする
・汗をかいたら濡れたタオルなどでこまめに拭き取る
・入浴はぬるめのお湯にし、肌をやさしく洗ってしっかりすすぐ
・入浴後の保湿ケアは忘れずに(5分以内に保湿剤の塗布)
・肌着などの肌に直接触れる衣類は柔らかい素材にする
・室内の湿度を適度に保つ
・アルコールや香辛料はかゆみが強くなるため控える

保湿剤で改善しない場合は医師に相談しましょう。