院長のブログ

2016年8月23日 火曜日

とびひの治療や管理方法!うつらない方法は?運動や栄養の関係

とびひとはどんな病気?
とびひ(伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん))は細菌が皮膚に感染することで発症する病気です。
主に子供がかかる病気で、皮膚の一部に水ぶくれやただれができる症状がみられます。
虫刺されや汗疹(あせも)や皮膚の傷に細菌が入って感染することで発症します。
様々な部位に発症しますが、症状は部位が違っても同じ症状がみられます。


とびひの治療法は?
まず患部をきちんと洗うことが大切です。
最低でも一日二回は水と石鹸で洗い流します。
基本的な治療としては、ぬり薬の抗菌薬を使用します。
患部のかゆみが強い時はステロイド配合の外用剤を、さらにひどい場合には、飲み薬の抗生物質、かゆみを抑える抗ヒステミン剤を使用します。
また、同じとびひでも治りにくい細菌が存在します。
通常の抗生物質でも治らないものもあるので、その場合は強力な抗生物質を処方し治療に取り組みます。


とびひを他人にうつさない方法は?
とびひはうつる病気です。
通常大人にはうつりにくく、子供同士は容易に感染します。
患部への直接的な接触やかきむしった手を介してうつっていき、全身へ広がる様子が火の粉が飛び火することに似ていることが「とびひ」と呼ばれている所以です。

とびひの病変部の汁が直接触れたり、手を介して他人へうつる病気なので、家族間でもタオルを別にしたり、お風呂も一緒に入らないなど、肌と肌がくっつかないように配慮する必要があります。
接触しないようにガーゼなどで患部を被覆することで感染拡大が予防できます。
しかしながら、お風呂の水はかえる必要はなく、食器の共有も大丈夫です。

当院に来院される患者様は、とびひと気付かずに多部位にわたって広がってからこられる方が多い状況です。
基本的な知識を把握して、早期治療、感染予防に取り組んでいただきたいと思います。


とびひになってしまった場合の患部の管理方法は?
ジュクジュクした患部へ絆創膏を貼ることはあまりお勧めできません。
特に患部の汁を十分に吸収することができない小さい絆創膏を貼る処置は逆に症状を悪化させてしまう可能性もあります。
汁をきちんと吸い取れず、通気性も悪いと余計に菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうことになります。中途半端な密閉は良くありません。

処置をする場合には、通気性のよい比較的厚手のガーゼなどのしっかりと吸収力があるものを使用して、最低2回は患部を洗い、抗菌剤を塗布し、貼り換えをするようにしてください。


とびひになった場合、運動は大丈夫?
とびひになってしまった場合に、幼稚園や学校に行っても大丈夫か?運動は問題ないか?といった質問をいただくことがあります。
先に述べたように患部がきちんと管理していれば、何ら問題ありません。
しかし、患部が露出部で、被覆がうまくできない、ジュクジュクがお友達についてしまう可能性がある場合は患部が乾燥するまでお休みすることも検討が必要です。
運動は汗で患部が不潔になるためおすすめできません、プールの場合、ガーゼを防水シールで被覆でき、直後に洗浄交換が可能なことが条件となるでしょう。


とびひを改善するための食事や栄養は?
細菌感染は身体の抵抗力や免疫力と関係するものですので、寝不足や脱水・疲労・栄養不足で身体が弱っていると細菌に負けやすく、うつりやすかったり、治りにくいということがあると思います。
十分な睡眠や栄養は大切です。


とびひに市販薬はありますか?
抗菌作用と止痒作用のある外用剤であれば効果が期待できるものもあります。
市販薬を使用して数日様子をみても改善しなければ皮膚科に受診してください。
こじらすとどんどん広がり、子供のためになりません。


投稿者 医療法人村田クリニック