院長のブログ

2016年8月23日 火曜日

水虫のうつりかた!足の指や腕や首も感染する?海やお茶で悪化?


水虫とはどんな病気?
水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビが皮膚に寄生することで発症する感染症のことです。
この白癬菌は高温多湿の場所が好きなため、足の指の股など、湿気が多く蒸れやすいところで繁殖しやすい特徴があります。
特に足の4番目5番目の指の股はジメジメしやすいので、注意が必要です。

水虫の部位別

水虫の種類や特徴・症状
水虫には症状の違いにより3つの種類があります。

1、趾間(しかん)型
足の指の股や側面で発症する水虫です。
症状としては、赤くなる、皮がむけてただれるなどがあります。
乾燥型の場合は皮がむけてカサカサし、湿潤型の場合はジュクジュクしてただれたりします。
湿潤型は強いかゆみを伴う場合が多いです。



2、小水疱(しょうすいほう)型
足の裏、特に土踏まずを中心にポツポツと小さい水疱ができます。
進行するとかゆみを伴うようになります。



3、角質増殖(かくしつぞうしょく)型
足の裏全体に白癬菌が増殖する状態です。
角質層が厚くなり、皮膚がひび割れて粉を吹いたようになったり、表面がザラザラになったりします。




また、水虫には上記のように皮膚に感染する以外に、爪に感染する水虫もあり、これを「爪白癬(つめはくせん)」といいます。
水虫の再発などにも関わっているこの爪の水虫も見落としてはいけません。




水虫はどうやって感染するのか?
水虫は感染する病気です。
では、どのように感染するのでしょうか?
水虫の菌である白癬菌は、水虫の人が履いたスリッパやカーペット、床、畳などに存在します。
特にジメジメしがちなバスマットなどには多くの白癬菌がいる可能性があります。
場所では主に家庭内や公衆浴場での感染が多いといわれています。
こう考えると温泉などに行くのが怖くなってしまいますよね・・・しかしながら付いた白癬菌が感染するまでには24時間以上の時間がかかるといわれており、洗い落すことも容易ですので、日常的にお風呂に入って清潔でいることを心がければ感染する確率は非常に低いものとなります。
また、空気感染はありません。

枕から感染した患者様も多く来院されています。
高齢の方などは横になっている時間が多いと、首の汗で枕が高湿になり白癬菌が発生し、首の後ろを中心に水虫になることがあります。
寝具のまめな洗濯や掃除を心がけると良いと思います。


海水やお茶やオキシドールで治るって本当か?
インターネットで水虫の治療方法を調べると
「海水やお茶やオキシドールで水虫のかゆみが改善され治る」
という記事をしばしば見かけますが、これらの方法は医学的根拠はなく、推奨できるものではありません


自己判断で水虫と考えていても、そうでない場合も多くあります。
湿疹・かぶれ・細菌感染症・掌蹠膿疱症・汗による角層の蒸れなど、皮膚科での顕微鏡検査で診断を確定することが確実な診断治療につながります。
しかし、どうしても病院に行く時間が作れない場合は、水虫の市販薬を使用してください。
しかし2週間くらいしても改善しない場合は、皮膚科を受診しましょう。

また市販薬治療開始後に悪化する場合は、外用剤によるかぶれの可能性があります。皮膚科を必ず受診しましょう。
自己治療する場合、綺麗に改善して治療を中止すると大半は再発します。
外見上綺麗になってからさらに最低1〜2ヶ月治療を続けることが完治へのコツです。

投稿者 医療法人村田クリニック